2023年12月に守谷市立黒内小学校に提供いたしましたカームダウンボックスにつきまして、ご担当者様よりご利用レポートをいただきましたので一部ご報告させていただきます。
※以前の記事はこちら
12 月に引き続き、相談学級3組(自閉症・情緒障害特別支援学級)に設置していただいております。
前回の記事で紹介したLED のライト以外に、新しくオイルタイマーをボックス内に入れました。オイルタイマーを LED ライトにかざして光を眺めるお子さまが数名おり、一度ボックスに入るとしばらく出てこないそうです。
また、 生徒のAさんは、休み時間に嫌なことがあり、別の教室でパニックをおこし、その場を離れられずに号泣してしまっていたそうですが、ご担当者様がカームダウンボックスまで連れていくと、「ここで落ち着きます」と自発的にボックスに入りました。しばらく泣き声が聞こえていましたが、5分ほど入っていただけで「もう落ち着きました」と出てきて、教室に戻ることができたそうです。
ご担当者様には、ボックス内でお子さまがより快適な過ごし方ができるように様々な工夫を凝らしていただいており、当協会でも大変勉強になっております。
まずは学校内の特別支援学級で多くの子どもたちに体験してもらえるよう、数週ごとに他の学級にも移動して設置するそうです。
今後もカームダウンボックスの提供を通じて、音環境のユニバーサルデザインの実現に向け、地道に活動を推進して参ります。
一般社団法人国際調音・整音協会(ISAAA)は、活動を支援して下さる賛助会員様を募集しております。皆様の志をお待ち申し上げます。