国際調音・整音協会 事業概要
- 当協会は、個々の生活の質を高め、コミュニケーションを豊かにする為に、「音環境」が持つ影響力に着目しました。
「音を聞く・出す」ための環境を整備する「調音・整音」によって、より快適生活空間を得られるものと考えています。 - 高齢による聴力の低下や聴覚過敏などの音に関する課題を持つ人々にも対応して、より効果的な「調音・整音」の研究を行い、その概念を啓発する。
- さらに「調音・整音」に関するスキルを開発して人材育成に取り組むことをもって人々の真に豊かなQOLの実現に寄与することを目的とする非営利型法人である。
研究事業
音に関して取り組む組織は、多くの団体がありますが、「日々の暮らしの質(QoL:Quality of Life)」という視点に立った「音」を扱うことは少ない状況でした。一方で避難所に居ることに困難を感じる方々や、原因不明の健康被害に困られている方々と出会い、その原因を探索する中で「音環境」にその原因があることに辿り着きました。日本の高度経済成⾧期には「騒音」という「害」をなすものが社会問題となり「騒音対策/うるささ対策」の取組みがなされてきました。その時期を乗り越えた現代は「生活の質/快適さ」に目を向ける時期に来ているのではないかと感じています。「快適さ」は「その人が持つ能力を存分に発揮できるようになる」ことだと考えております。
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研究・開発ページ
啓発事業
サウンドソムリエ検定は、音について体系的に、プロでなくても誰もが学ぶことができる、初のプログラムです。
サウンドソムリエ検定は、講習会(体感プログラムを含みます)と筆記試験で構成されるベーシックコースの2級、事前にテキストが配布され筆記試験を受けるシニアコースの1級が用意されております。既に130名を超える受験者がおり、職種は大手ゼネコン、アナウンサー、建築士、音響設計、教員、マンション設計、オフィス家具メーカーなど、様々です。
みなさま、それぞれの職場で習得した知識を活用されています。
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サウンドソムリエ検定ページ
音のユニバーサルデザイン実現に向けて
当協会では、聴覚過敏などでお悩みを持つ方が通う施設へ「調音」を通じた音のユニバーサルデザイン活動をしています。活動の一つとしてカームダウンボックスの無償貸与をしていおり、今まで、島田療育センター、ソラアル葛飾、豊島区立池袋小学校、川崎市立田島支援学校、リアン文京、守谷市立黒内小学校、療保園いろは、奄美大島宇検村児童クラブなど、20カ所を超える施設への貸与実績があります。
貸与したカームダウンボックスを利用した児童からは「イライラしていて自分の感情を落ち着けられないときにボッ クスの中に入ってクールダウンしました。」「カームダウンボックスの中に入ると、心がさぁーっとなって落ち着いた」「あまり音が聞こえないので、イライラしていても落ち着く」といった声を寄せられております。
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音のユニバーサルデザイン事業ページ